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1992年F1ワールドチャンピオン、ナイジェル・マンセル氏。
今回、ナイジェル・マンセル氏がフェラーリで、FIA GT選手権に参戦する事が決まった。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=f1&a=20070411-00000101-ism-spo
ナイジェル・マンセル氏、私の大好きなドライバーの一人である(^_^)
まあ、彼ほどF1界に色々とエピソードを残していった人間はいなのではないだろうかf^ ^;
今日は、ちょっと彼のエピソードと思い出について、書きたいと思う(^_^)
まず、彼のドライビングスタイル。
1980年代は、F1界もそんなにエレクトロニクスが導入されておらず、純粋にマシンとドライバーの技量が成績に出ていた時代。
そんな時代、マンセルは決してタイヤにやさしいドライビングではなっかったようだ。
1987年、ウィリアムズのチームクルーが、マンセルのパートナーのネルソン・ピケ氏と彼のドライビングの違いをこのように言っていた。
「コーナーリング中リアタイヤがスライドすると、ピケはアクセルを戻してコントロールする。マンセルはアクセルはそのままで、カウンターを当ててクリアする。」
1990年のサンマリノGP(フェラーリ)では、時速300kmからスピン。
しかし、そのまま360度ターンを決め、何事もなかったようにレースを続けたf^ ^;
なんてこともありましたね。
マンちゃんらしいですよねー(^_^)
1989年、今は亡きエンツォ・ファラーリ氏から直々にオファーを受け、フェラーリに移籍。
この年のフェラーリは、名デザイナージョン・バーナード氏作の逸品。
F1史上初のセミオートマチック、パドルシフト(ステアリングシフト)が導入されたマシンF640である。
※この年のマンセルのパートナーはゲルハルト・ベルガー。後にアイルトン・セナが亡くなったサンマリノのタンブレロで、クラッシュし炎上してしまったのがこの年のF640でもある。
このF640、オフのテストでは、セミオートマチックにトラブルが続出。
ろくすっぽテストが出来ないまま、シーズンイン。
開幕戦のブラジルGP。
マンセルは、テストの結果から完走はできないと勝手に判断し、ちょっと早めの飛行機を予約f^ ^;
しかし、F640はマンセルの期待を裏切り(?)絶好調!(途中、このパドルシフトのトラブルから、ピットインの際、タイヤと同時にステアリングを交換するという、珍しいこともあったが)
なんと、優勝!
おかげで、飛行機は自動キャンセルにf^ ^;
また、この年のポルトガルGP。
マンセルは、ピットインの際、フェラーリのピットを通り過ぎてしまうという失態をおかす。
あわてて、バックで所定の位置へ。
しかし、ピットでのバックはレギュレーション違反。
即座にオフィシャルから、マンセルに対し黒旗が振られる。
マンセルはこの黒旗を3周にわたり無視。
あげくの果てに、1コーナーでセナと接触。
結果、セナまでもリタイヤに追い込んでしまった。
セナは、チャンピオン争いを演じていただけに、当時はこのマンセルの黒旗無視に対し、だいぶ物議をかもしだしていた。
マンセルいわく、
「逆光で、見えなかった。」
との事だが、F1も当時はピットとの無線はありましたからねーf^ ^;
そのセナとの話。
F1史上最高のバトルと言われている、1992年のモナコGP。
マンセルは、この前年の1991年にウィリアムズに復帰移籍。
エイドリアンニューエイとパトリックヘッドの名作FW14に乗る。
そして、1992年のこの年、FW14はハイテク機器満載のFW14Bにバージョンアップ。
セナが持っていた開幕4連勝の記録を破る、開幕5連勝でモナコGPへ望む。
予選からブッチギリの速さを見せる、FW14B。
もちろんポールはマンセル。
2番手に僚友リカルド・パトレーゼ。
セナは3番手。
決勝も、マンセルがとにかく逃げる。
セナもくらいつくが、その差は縮まらない。
残り8周。
なんと、トップマンセルが緊急ピットイン。
ホイルナットが緩んでしまったのである。
このピットインの間にセナに前に行かれてしまう。
しかし、ここからマンセルの怒涛の追い上げが始まる。
マンセルがピットアウトした時に、はるか前にいたセナに、あっという間に追いつき、テールトゥーノーズ。
マンセルは、事あるごとにFW14Bを左右にふり、セナの駆るマクラーレン・ホンダMP4/7のミラーにレッド5を映し出す。
しかし、セナがマンセルを押さえ込み、モナコGP5勝目を上げた。
このレース、モナコ国王の前での表彰式。
シャンパンファイトの際に、マンセルは精根尽きて座り込んでしまった。
このレース、私はTVで観戦していたが、ホントに手に汗握る、面白いバトルをみさせてもらった。
長年F1を見てきた中での、私のNO.1レースである\(^o^)/
その時の映像がこれ(^_^)
結局マンセルは、この年それまでセナが持っていた年間8勝の記録を破り、年間9勝を上げ悲願のワールドチャンピオンに輝くのである。
と、まあ私の印象に残っている話をいくつか上げさせてもらいました(^_^)
他にも、優勝目前の最終LAPに、観客に手を上げた際に、誤ってキルスイッチに触れてリタイヤしちゃったf^ ^;
等々ありますが、とにかく今でも心に残る名ドライバーですね。
今回のGT選手権も頑張って欲しいですね\(^o^)/